新しい エアガン買ったよ またM4 (五・七・五です)
サバゲで使われている電動ガンで一番人気といえば、やはり「M4」。
ストックのままの状態でミリタリーっぽくキメたり、原型も残らないほどのパーツ交換で民間スタイルにしたりとカスタムの幅が広く、あらゆる用途や需要に対応できる銃です。
エアガンだけでなく、実銃の世界でもそんな感じなのですが、その中でも、最も人気のあるカスタムメーカーが「Knight’s Armament(ナイツアーマメント)」。品質と価格が非常に高く、ある意味プレミアムなブランド。
中には納期が2年待ちというコンプリートガンもあるとか。すげー。
そんなナイツの最新パーツが組み込まれたのが、DYTACの「UXR4 Recon M4 SBR」。
今回は届いたばかりのこの電動ガンを紹介します。
外観は見ての通り、10インチのURX4を装備したCQBクラスのM4。
ちなみにナイツの実物は「URX4」で、このエアガンの商品名は「UXR4」。
スペルミスではなく大人の事情が隠されています。お察し下さい。
それはともかく、長くもなく短くもなく使いやすいジャストサイズ。
細身のURXハンドガートのおかげもあって、握りやすく取り回しやすいです。
そのハンドガードは軽量なアルミ製。
ヒョウタンみたいな穴が並んでいますが、これは「Key-Mod」という20mmレイルに代わって採用されたオプションシステム。ライトやフォアグリップをダイレクトに装着できるよう設計されています。
ナイツ以外にも、開発元のvltorやNoveskeなどでも採用されており、昨今のトレンドである「軽量化」に貢献してくれますね。「ナイツらしさが足らん!」という人もいるようですが、これはこれでカッコイイと思います。
そしてマズル部にはNoveske風のハイダーを装備。アルミじゃないのでけっこう重いです。
つまり、アウターバレルはハンドガードの途中までです。
バレルはしっかりセンターが出ているので、ハイダーはぴったり1mm以下のクリアランスで装着されます。
取り付けは14mmの逆ネジ。
エクステンションでバレルを伸ばして、好みのフラッシュハイダーをつけるのもいいかもしれません。
ただし、ガスブロックの位置はかなりレシーバー寄りで、300Blackout用のバレルみたい。
このアッパーだけで「SR-30」と言い張ることもできる…かな(笑)
なお、BB弾用のインナーバレルは内径6.03mm、長さは225mmでした。
ハンドガードはキチンとまっすぐ付いています(笑)。
フロント/リアサイトは付属していないので、好みの光学機器を載せましょう。
念のため、トップ画像のトリジコンのリフレックスサイトは装着イメージです。
フレームは上下アルミ製で、スキマなくぴっちりと組み合わさってます。
色味も独特のナイツブラックっぽくていい感じ。
ただし、ナイツロワー独特のアンビマグキャッチはありません。
ひと昔のナイツフレームのようですね。アッパー側のマーキングもなし。
レシーバーピンはフロントだけネジ式(ダミーのリアは叩き込み式)。
セレクターの動きはカチカチと問題なく、セミ/フルの切り替えもばっちりです。
マーキングは刻印ではなくプリント。実銃は白文字ではなく刻印です。
「K00001」というシリアルがちょっとアレですが、まぁ及第点といったところでしょうか。
ボルトカバーはシルバーがよかったかなぁ。
ストックはマグプルの「MOEタイプ」、マガジンもマグプルの「P-MAGタイプ」(120連)が付属します。
この辺りは流行りというか、むしろ手堅いチョイス。後から交換する必要もないでしょう。
グリップがデフォルトなのは、ナイツコンプリートを意識したのでしょうか。その場合、トリガーガードはナイツ製のカーブタイプがよかったですね。
もう1つ。マグプルの「ASAP」タイプスリングアダプターも標準で装備されています。
シングルポイントスリング用で、ここにスリングをつけると左右のスイッチングが容易になります。「カチャカチャいう音がダメ」という人もいるようですが、すごく便利なパーツですよ。
そのストックを引き抜くと、バッテリー装着用のバッファーチューブが。
5ポジション式で、7.4V1,400mAhタイプのリポが収納可能です。
ただし、コネクタ部までの配線ケーブルが固いので、最後にコネクタを押し込むのはちょっと苦労するかも。
クレーンストックに交換して、ヌンチャクタイプのバッテリーを使うのもアリですね。
ホップチャンバーは一般的な横ダイヤルのメタル製。ホップラバーはH型なので、精度は期待できそうです。
最後にメカボックスについて。
写真を撮り忘れたので文字だけでスイマセン。
メカボックスは8mmのベアリング仕様で、特に変な動作や異音はありませんでした。
念のための開帳してみましたが、ちゃっかりと強化メカボ。気になったのはグリスがやや多いくらいかな。
しかし、ベアリングは接着されておらずポロッと取れます。シムは7割方OKというレベル。
瞬間接着剤でベアリングを固定してシムを何枚か追加。スプリングはSHSのM100に交換しました。
タペットプレートやノズルはポリカ製で、そこそこ丈夫そう、シリンダーは加速ホール付きです。
----スペック----
全長:680~765mm
重さ:2.6kg(マガジン・バッテリー含まず)
インナーバレル:225mm
メカボックス:ver.2互換 8mmベアリング仕様
バッテリー:ストックイン(7.4V1,400mAhリポなど)
マガジン:120連スプリングマガジン
初速:91.7m/s(G&G0.2gバイオ弾、屋内で10発計測の平均値)
価格:370USドル(香港での現地価格)
----実射----
屋内で約5m離れた位置から実射します。
Hopを適正に合わせた状態で、G&Gの0.2gバイオ弾を使用。
レプリカのダットサイトを載せました。
ターゲット中心部の小さい黒円は直径40mmです。
命中精度はやはり東京マルイよりやや劣ります。
マルイのホップパッキンに交換すれば、H型ホップもあるので黒円内にまとめることも可能でしょう。
ノーマルのホップパッキンはやや硬く、ホップ調整はシビアでした。
全長や重さなどからオールラウンダー的に運用できる銃なので、バレル周りのパーツは交換して、なるべく集弾性は上げておきたいところです。
このように、多少の手間はありますが、多用途に使えるのが「UXR4 Recon M4 SBR」。
そもそもサイトがないので、ここから何とかしなくてはなりません(笑)。
また、Key-Mod対応のオプションレイルやライトマウント、フォアグリップが出てくれないとカスタム面でも寂しい限り(実物のKey-Modアクセサリーは装着できませんでした)。
とはいえ、せっかくの軽量レイルなので、T1など小型のダットサイトだけ載せて、軽くシンプルな使い方がいいと思います。
そして、いじる前提で見ると、最新レイルとマグプル風パーツが付いた魅力的な素材といえますね。
新しもの好きなM4ユーザーは見逃せないでしょう。
DYTAC(DYNAMIC TACTICAL) http://www.dytac.hk/
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