東京ビックサイト・西1・2ホールで2013年10月2日から4日まで開催予定となっている「危機管理産業展2013」。昨日は、同時開催となった見学目的の一般人は入れない「テロ対策特殊装備展`13」の様子をお伝えしましたが、もう1つのガチ系イベントである「危機管理産業展2013の様子を紹介していきましょう。
まずは防衛省技術研究本部のブースに展示されていた先進個人装備システムのサンプルです。
何だそれ?と思ってしまう人も少なからずいると思うので、防衛省技術研究本部の解説を引用すると
先進個人装備システムは、各隊員が装着する小型カメラから得られる画像やGPS、加速度センサ、バイタルセンサから得られる自己位置や心拍数等の各種情報を隊員間で共有することにより、迅速な意思決定を可能とする隊員装具システムです。隊員の負担を軽減するため、民間の先進技術を取り入れ機器の小型軽量化を図り、通信端末や防弾装備等を必要に応じ柔軟に着脱可能とするとともに、設計段階から陸上自衛隊の意見を積極的に反映させ、部隊実験を重ねることにより、実運用に供し得る自生代の個人装備システムを目指しています。
とのこと。
この他、心拍&加速度センサ、微光暗視装置、新型防弾プレートなどもこのシステムに含まれます。
このシステムを搭載することにより、正確でリアルタイムな状況を、隊員同士で共有できるようになるわけです。
お次は、同じく防衛省技術研究本部が研究中のロボットシステム!
今回展示されていたのは、その中でも「手投げ式偵察ロボット」。
投入時は、まん丸のボール状なのですが、いざ偵察行動に入る時は、
この状態となり遠隔操作で偵察を行えるそうです。
ガンダム世代としては、ハロを彷彿とさせます。
こんなにかわいらしいルックスでも、立派なロボット兵士!?
この箱型の装備は、「壁透過レーダ」。こちらも防衛省技術研究本部の展示物。
どんなものかというと、
建物の壁等の遮蔽物を透過させて、その向こう側にいる人物の位置、人数、動き等のリアルタイムな検知を実現する
というもの。
サイズは、480W×350H×150Dmmで、重さは6kg。
取っ手を持ち、写真で底面になっている部分を壁に押し当てることで、壁の向こう側を電波でスキャンして、三次元表示することができるそうです。
この黄色の謎の物体は、水中グライダー。
具体的な運用方法やスペックの詳細については明かされていませんでしたが、無人で遠隔操作が可能で、敵潜水艦などの監視などに使われるようなイメージ図が一緒に展示されていました。
後ろから見るとこのような形。まるでエイのようです。
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