この夏、話題の新製品である東京マルイの「M870 Tactical」。3/6発同時発射のガスショットガンで、従来のエアーショットガンのシェルマガジンが使用可能という注目の機種です。初回ロットは数が少なく、各ショップとも予約で売り切れてしまったようで、その注目度はかなりのもの。
発売から2週間ほど経過し、実戦投入した人もいるでしょう。
が、いくつかのトラブルが出ているという話が入ってきました。
そこで今回はよくある症例をまとめてみました。
症例1:ガス漏れ
M870には、連射時のガス圧低下を防ぐためであろう、着脱式のガスタンクが採用されています。バットストック内に入る大型タンクで、フルチャージで100発以上撃てるそうです。
しかし、ストック内部の接続部(ガスタンクと本体側のコネクタ)がうまくはまらず、シューシューとガスが漏れることがあるとか。また、リリースバルブ(安全弁)の動作がシビアらしく、銃本体が温まった状態で中途半端にコッキングすると、ブシュー!と漏れることもあるようです。
ガスタンクの装着は、滑り込ませず指で持ってまっすぐ押し込む、コッキングは素早く確実に行うなどを意識して扱いましょう。
フルチャージのガスタンクをセットしても数時間でカラになってしまう場合は、ストックと本体の接続部のOリングが不良の可能性があります。分解して組み直せば復活することもあるようですが、自信がない人はマルイさんに送って直してもらいましょう。
症例2:給弾不良
3/6発発射が特徴のM870ですが、その切り替え式のチャンバーにもトラブルがあるようです。
まずはBB弾の詰まり。
M870では、コッキング時にホップパッキンがノズルに引っ張られてストック側にズレてしまい、BB弾がうまく装填されなくなることがあります。
これはエアーショットガンでは定番だった「ホップパッキンをインナーバレルに接着する」という手口で対応できます。(2次生産分からは出荷状態で接着されているようです)。
もう1つが閉鎖不良。
BB弾が詰まった時にムリにフォアエンドを押し込むと、ノズルの先端が潰れて変形してしまいます。
これは6発発射モードでよく発生する現象だとか。5発しか出ない現象はこれの前兆です。
もともと、エアーショットガンの頃からBB弾を選ぶといわれていましたが、それはM870になっても変わらないようです。ちなみに、径が小さいエクセル製バイオ弾は相性が悪く、現状ではG&G製のバイオ弾がベストといわれています。
そしてもしフォアエンドが引っかかって戻せなくなったら、シェルマガジンを外して、給弾ルート内のBB弾を一旦抜いて処置しましょう。そのまま押しこむとノズル先端が潰れてしまいます。
この2件がわりと耳にする症例です。
もっとも、マルイの方でも把握はしているらしく、とりあえずはメーカー修理で対策しています。
現在、絶賛増産中かと思いますが、次回生産分ではきっちり解消してきてくれることを祈ります。
なぜかって?
それは私が初回分の予約が間に合わず2次ロット以降を購入予定だからです。
マルイさん、よろしくお願いします!
※画像は東京マルイのWebサイトから。
商品情報:http://www.tokyo-marui.co.jp/products/gas/gasshot_grenade/298
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