海自のヘリコプター搭載型護衛艦(DDH)がついに進水しました。
この22DDHは「いずも」と命名され、全長は248m。
「ヘリ搭載型」というだけあり、空母のような全通甲板を持つ海自史上最大の艦船です。
海上自衛隊に配備されるヘリコプター搭載護衛艦「いずも」(基準排水量1万9500トン)の命名、進水式が6日、横浜市の「ジャパンマリンユナイテッド」横浜事業所磯子工場で行われた。 艦首から艦尾まで甲板がつながった空母に似た船体で、全長は「ひゅうが」型護衛艦(同1万3500トン)を51メートル上回り、海自護衛艦で最大の248メートル。来年度末に運用開始の予定。 建造費は約1200億円で、「ひゅうが」型より航空機運用能力や輸送能力を大幅に向上させたのが特徴。5機のヘリが同時に発着艦でき、計9機を同時に運用する能力がある。 乗組員470人の他に約450人が長期宿泊でき、手術室や35の病床を持つ。他の艦艇への燃料補給機能も備え、大規模災害や海外派遣時に海上司令部として機能するほか、被災者受け入れも想定している。
時事通信 8月6日(火)16時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130806-00000097-jij-soci
今回は「進水式」ということで実戦配備はまだ先になり、竣工は2015年の3月を予定しています。
DDH-181の「ひゅうが」と比べて全長で50m大きく、旧帝国海軍の正規空母「飛龍」と比較してもやや大きいというサイズ。
ただし、武装は最低限のものしかなく、ヘリの運用に特化した構造といえます。
ちなみに、軍艦の艦名には各国とも一定の規則があり、旧帝国海軍では以下の通りでした。
戦艦は「旧国名」
空母は「空想上の空を飛ぶ動物」と「山の名前」
巡洋艦は「山の名前」「河川の名前」
駆逐艦は「気象や海洋の名前」「植物名」
練習艦は「神社の名前」
海自はこの規則は使っていませんが、旧国名の「いずも」は、海自の旗艦となるべく命名されたのでは?と考えてしまいます。マニアの性なんでしょうか?
遠くない将来、「いずも」を中心とした護衛艦隊群の運用が始まるでしょう。
防衛省 海上自衛隊 (Japan Maritime Self-Defense Force)
https://www.facebook.com/JMSDF.PAO.fp
※写真は海上自衛隊の公式Facebookページより引用
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